秋山測量設計(TEL;086・427・8266)は、ドローンを活用したビジネスに力を入れる。多彩な機種を揃え、測量だけでなく災害状況、空撮、鳥害対策などニーズにも対応、ドローンビジネスを展開する。
岡山県倉敷市に本社を置き、測量業務全般、GISなどのシステム開発や運用業務をメインに行う。「今後の測量業務にドローンの力が発揮できると思いドローンの活用を考えるようになりました」と、2代目の秋山啓嗣社長。国土交通省のアイコンストラクションに対応する。
3年前に、ものづくり補助金を活用して中型のドローン2機を購入、測量にドローンの活用を始めた。たまたま従業員の1人がダムをドローンで撮影する趣味を持ち、その従業員から操作方法などを教えてもらえたことも奏功した。
2015年には倉敷市で土石流が発生、その際、同社のドローンが活躍、被害の状況をつぶさに撮影、岡山県、倉敷市の災害状況の把握に貢献。ドローンで計測した3次元データをそのままパソコンに取り込むことができ、人が実測しないので危険を回避し安全性につながるという。
その後も、太陽光パネルの点検、空撮などのニーズに加えて、カワウなどの鳥害対策にドローンを活用するユニークな方法も開発、特許申請した。練習機を含めて小型から大型まで6機を保有、国土交通省の認可を受けた登録者は4人に上る。今後、厚みのあるドローン体制を活かして、ドローンビジネスに本格参入したい計画だ。
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