竹原編集長の明るいコラム

『四方よしの経営理念』(Free)

2020年2月 1日

◎伊藤忠が三方よしの経営理念に

AI、IoT、5Gなど会社を取り巻く環境は大きく変わって来ます。第4次産業革命です。でも、その一方で会社とは一体何のためにあるのか?会社の本質になると、第1次産業革命時代とあまり変わってないようにも思います。
先日、大手商社の伊藤忠商事は、企業理念を28年ぶりに昔に戻されました。その理念とは、近江商人の商いである「三方よし」です。メディアはあまり大きく報じていませんが、ボクはびっくりです。

◎一周遅れの最先端

ビジネスがどんどん進化している中、経営理念、考え方を逆に昔に戻したのです。一体何があったのか?と思ってしまいました。でも、よく考えると、そう、今こそ「三方よし」の精神が必要なのです。
正に一周遅れの最先端です。戦後、荒廃した日本は金儲けを第一に頑張って来ました。お陰様で、日本は世界の中でも豊かな社会になりました。でも、地球や社会の未来を思うと、ホンマにこれでエエの?ということです。

◎中小企業でもSDGs

大企業だけでなく、中小企業でもSDGsという言葉が浸透して来ました。地球をよくするために17の開発目標に取り組もうという考え方です。社会に良いことをするのが、会社の本来の目的なのです。
三方よしでいうと、世間よしです。最近では、これに未来よしを加えて、「四方よし」を提唱するところも出てきました。ちょっと前置きが長くなりましたが、企業や経済は、本来経世済民であり、世を治め民を救済することなのです。

◎地域の異業種交流会に参加

先日もある地域の異業種交流会に参加させてもらいました。地元にはたくさんの会社がありますが、それぞれがどのようなことをされているか?あまりご存知ありません。
そこで、地元の工務店さんと役所の人が中心になって交流会を始められました。土曜日の開催で、役所の方もプライベートで参加されます。うちはこんなことをやっていますなど、プレゼンされ、その後意見交換されます。

◎町も賑わうという発想

あるシューズメーカーが、地元の駅前に出店を発表されました。すると、「うちはこんなことをやっているから手伝ってあげるよ」と、手を差し伸べられます。お店が繁盛して、お客様がたくさん来てくれると、町も賑わうという発想で応援されます。
売り手、買い手、世間よしです。これで、この町の未来も良くなれば、未来よしです。この交流会では、AIやIoTの話題は全くありませんでした。

◎エエことして長く続ける

地域密着で協力し合い、町を明るくしようとされているのです。第4次産業革命で企業のビジネスのやり方は大きく変わって行きます。
でも、経営の精神は「三方よし」であり、未来を加えた「四方よし」でこれからも変わらないと思います。最先端のテクノロジーも大事ですが、世間にエエことして、長く続けてもらうことも大事です。


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