社会保険労務士の山本美紀さんと坂田一成さんが、ユニット「Shallow Sea」(シャロウ・シー)を結成、音楽を通じて労働関連の法令などを分かりやすくアピール。“社労士ソング”で働き方改革も提案、労使の元気づくりを後押ししている。
山本さんはミッシュ社会保険労務士事務所所長で国家資格キャリアコンサルタント、坂田さんは社会保険労務士法人VOICEに属し、坂田行政書士事務所所長でもある。2人は社労士の同期合格者で山本さんがピアノ、坂田さんがギターの趣味を持つ。
「昨年の忘年会の余興で演奏したのがきっかけ。この音楽を社労士の仕事にも役立てたいと思うようになりました」と山本さん。「労働基準法、社会保険制度など難しい法令などを音楽で解説すると分かってもらえる」と坂田さんも賛同し法令解説の曲づくりをスタート。
コロナ自粛で時間ができたこともあり、リモートを活用して離れていてもデュエットでハモりながら、分りやすい言葉で制作。36(サブロク)協定、年休、雇用調整助成金などを
テーマに約20曲をつくり上げた。明るくキャッチーな一押し曲「テレワーク制度のうた」、雇用調整助成金を解説した「ロックンロール・コチョーキン」は秀逸だ。法令のほか、働き方改革、有給休暇などをテーマに軽いタッチのオリジナル曲約10曲も制作。ユーチューブ、フェイスブックなどSNSで配信、人気を集める。
「社労士の仕事は多岐にわたります。音楽を通じて社労士の仕事を知って欲しい。また、今後は企業の社歌づくりにも取り組みたい」と会社の元気づくりにも挑戦したい考えだ。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞