◆起業のきっかけは?
「トラックの運転手をしていましたが、起業が夢でした。2003年30歳の時に米国のシリンコンバレーを視察、たまたまサンノゼのフリーマーケットで女性下着の販売を見たのがきっかけ。全く知らない世界でしたが、これや!と」
◆それは凄い。
「トラックの運転手を辞めて2003年に起業。わずかな元手でフリマ販売を始めましたが、売れません(笑)。インターネットの時代に入った頃で、翌年から楽天などネット販売に切り替えました」
◆そこから成長軌道に。
「その後、ファブレスのSPA(製造小売)企業に転身。商品開発部を設置、デザイナー、パタンナーを抱えてお客様の体型にあう〝適正下着〞を企画製造。コンシェルジュスタッフ、フィッティングサービスでネット提供しています」
◆下着のIT戦略ですね。
「スマホやSNSの普及でネットも活用しますが、実はリアル(実店舗)も重視し〝オムニチャンネル〞戦略を展開。試着体験の販売方式で心斎橋、青山(東京)、名古屋に店舗があり、今年は北海道、福岡など3店舗増やします」
◆下着販売の未来ビジョンを。
「アマゾンは本屋でした。下着をコアにしたテクノロジーで今までに存在しない企業を目指します。社内にはデジタルのDX本部とお客様の笑顔を追求するカスタマーのCX本部の両輪で推進。世界中の女性を下着でハッピーにします」
▶住所=大阪府河内長野市木戸1-6-40
▶電話= 0721・56・0071
▶事業内容=女性下着の製造販売、年商約10億円、従業員は約80人。新型コロナ禍をフォローにリアルとデジタルのハイブリットで展開。IPOを視野に入れている。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞