■メディアでご活躍ですね。
「日本気象協会に勤務し若い頃からラジオやテレビで気象予報をお伝えしていました。その後、40歳で独立し気象キャスターとして累計30年以上にわたって気象情報を発信しています」
■気象キャスターのパイオニア。
「気象予報士の第1期生でもあります。放送局との長いつながりから独立後もお声がけいただき、今も現役でNHKテレビ『おはよう日本』『おはよう関西』やMBSラジオなどに出演しています」
■ 軽妙なアドリブも人気です。
「MBS角淳一さんのラジオ番組に出演、角さんから『天気にオチはないの?』と言われました。そこから街の声を聞き、本を読んでネタを探し、突っ込まれてもおもしろくしゃべれるようになりましたね(笑)」
■ 今は社長さんでもあります。
「はい。気象キャスターを目指す人が増えて事務所にしました。今では十数人の気象キャスターが所属し、全国のテレビやラジオ局で活躍しています」
■どんなアドバイスを。
「気象キャスターは災害時を含めて正確に端的に伝えることです。スタジオに入る前にしっかり準備し、言葉を絞り込んで切れ味良く話すこと。自分の現場経験を踏まえて伝えています」
■ 今後は?
「お天気占いでゲタがひっくり返ると雨と言われます。下駄の鼻緒が湿って重くなるからだとか。
そこで鼻緒を乾燥、濡らして各100回実験しました。結果は下駄ではなくサジ投げました(笑)。
大事なのは質の高い気象情報の発信。それには教育です。レベルアップのため毎月数回勉強会を開催するなど、日本一の教育を誇る事務所を目指しています
▶住所=兵庫県西宮市櫨塚町6 - 38 - 603
▶電話= 0798・39・8031
▶事業内容=気象キャスターの教育・派遣、講演活動など
▶プロフィール=広島大学大学院生物圏科学研究科修了、気象予報士・技術士(応用理学)、防災士・2級ビオトープ施工管理士、著書「あなたにもできる天気予報入門」「ことわざから読み解く天気予報」「なるほど!お天気学」など
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