◎お茶の出し方が変わる
最近、取材にお邪魔してちょっと気になることがあります。それは、取材時に出していただけるドリンクです。お茶、コーヒーといろいろですが、明らかに変化しています。
今までは、女性社員さんが会社で沸かしたお茶やコーヒーを出してくれていました。ところが、このコロナ禍になって、そのスタイルが大きく変わりました。
◎いろんな種類を用意
それは、市販のペットボトルが急速に増えたことです。お茶も普通サイズではなく、ちょっと小ぶりのペットボトルを出していただけます。暑い、冷たいペットボトル、常温といろいろあります。
また、コーヒーでは缶コーヒーも多いです。それも、無糖、微糖といろいろ用意されます。
◎やっぱりコロナの影響
「好きなものを取ってください」と、言っていただけます。話に夢中になりついつい飲まないと、「どうぞ、持って帰って下さい」と、渡して下さいます。
お陰で事務所にはいただいたドリンクのペットボトルがたくさん並んでいます。ペットボトルが増える傾向は、やっぱりコロナの影響でした。
◎少し味気ない感じ
感染リスクの心配も少ないですし、リモートワークで会社に出てくる社員が少ないという事情もあります。ペットボトルなら、社長さんでもお客様に手渡してもらえます。
ただ、少し味気ない感じがしないでもありません。そんなことを思っていたら、久しぶりに感動のお茶を出していただきました。
◎奈良の繊維会社
奈良にあります会社でした。もともとは、繊維の会社でしたが、今は介護ビジネス、就労支援ビジネスがメインになっていました。
お邪魔したのは、就労支援の施設でした。駅から近くのオフィスビルです。就労支援の独特な雰囲気はありません。普通の事務所でした。
◎IT系事務所の雰囲気
事務所にはたくさんのパソコンが並んであり、スタッフの方が黙々と仕事をしておられました。就労支援の事務所というよりは、IT系事務所の雰囲気でした。
「2年前からIT、事務系業務、パソコン業務に特化した就労継続支援を始めました」と、社長さん。よくあるような組み立てなどの仕事ではなくデジタルの特化した事務所でした。
◎デジタル化が進みそう
約40人の障がい者がスキャニング、デザイン、印刷業務などを行っていました。さらに、この4月から体制を一段と強化されましたしました。
IT関連に加え、動画や映像制作の仕事も始められます。確かに、DX時代はまだまだ仕事でのデジタル化が進みそうです。
◎お茶とお花のセット
そうそう、取材でのお茶が今回のテーマでした。社長さんと雑談をしている時に、女子社員さんが持って来ていただいたお茶にびっくりしました。
小さなプレートにお茶だけでなく、もう一つ別のものが乗っていました。それは小さなガラス瓶に入った一輪のお花でした。さすが奈良です。
◎雰囲気が一気に
「お茶だけでなく、野草のお花を添えるだけで、雰囲気が一気に変わるでしょう」とおっしゃいます。確かに、ペットボトルでは出せない温かい雰囲気に一気に包まれました。
社長さんのお客様への歓迎の気持ちが良く分かりました。お茶の出し方をちょっと工夫するだけで、感動を与えます。ツイッターとフェイスブックで、この話をお伝えすると、多くの方からお花を添えたお茶にたくさんのイイネをいただきました。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞