造園業の豊能ガーデンサービス(072・734・2928)は、スマート農業事業にも力を入れる。その一環で近畿大学農学部の協力を得てメロン栽培にも挑戦、今年は美味しい「能勢メロン」1000個以上の収穫を目指している。
大阪府豊能郡能勢町で造園業を行う一方、高齢化による農業従事者の減少から農業事業にも本格進出。6㌶の農地を確保して、お米や葉物野菜などにも取り組み、3年前からは大阪府下でも珍しいメロン栽培に着手。
「父が造園業に加え自家消費の農業から本格的な農業に乗り出し、その流れで初めてメロン栽培に挑戦しました」と、西河大輔さん。ご夫妻とも近畿大学農学部の出身ということもあり、近大農学部教授の協力を得てAIスマート農業に取り組む。
ハウス3棟で、AIを活用した自動潅水システムを導入、日射量、天気、土壌水分量などをセンサーで測定し、窓の開閉、水やりなどを自動で行う。端境期は葉物野菜で、4月からメロン苗を植え、7月から8月にかけて収穫する。
過去2年は目標の6割程度の収穫量だったが、「今年は3棟で1000個の収穫をしたい」と、意気込む。スマート農業で美味しいメロンを1個3000円以下で、直売所などでの販売予定。
また、お米づくりをメインにする農業に加え、今後枝豆栽培にも挑戦し、能勢町で造園業と農業のハイブリッド事業を一段と強化したい考えだ。
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