まるんと(TEL050・3550・6835)は、不登校の子どもたちを対象にした“もう一つの学校”オルタナティブスクールを運営。「全ては未来の子どもたちのために」をコンセプトに自分が「じぶん」でいられる心のよりどころを提供する。
大阪府豊中市箕輪2丁目の住宅街の一角にある。元介護施設だったところを活用して2022年6月にオープンした。
「実は私の2人の子どもも不登校であり、フリースクールを利用していました。しかし、なかなかしっくりきませんでした」と、代表の須賀梢さん。
須賀さんは心理学を学び大人向けの心理カウンセラーとして活躍する。それならと、大人から子どもを相手にしたフリースクール運営を決断。「決めると運命的な出会いもあり、施設を借りて始めることができました」と振り返る。
施設にはお風呂、トイレ2つ、個室もある。援助してくれる仲間も現れ、メインスタッフは3人。現在は小中学生6人が通う。
「寺子屋のイメージで、年長の子どもが下の子の面倒を見ます。社会に通用する子どもたちを育てています」と。
登校時間は午前9時から9時半。朝礼では挨拶、返事など人間としての基本生活を身につける。したいことをする、好きなことを学ぶ“時間割”で過ごす。
「したいことをするとやる気スイッチが入ります。今後は周辺のフリースクールとも一緒に取り組みたい」と、不登校の子どもたちを元気にするネットワークを広めようとしている。
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