染色加工業の飯田繊工(TEL06・6328・3361)は、今年創業120年を迎える。縫製事業に参入、自社栽培綿花による新商品の販売、インスタグラムなどSNS の活用。太陽光発電とSDGsにも取り組み、繊維の老舗企業が持続可能な挑戦を続ける。
明治36年の創業。大阪市東淀川区菅原2丁目に広大な敷地を持ち、綿・ニットの染色加工を行う。「2018年に社長に就任。激変の時代を乗り越えるには、今の業態のままではダメだと新しいことにチャレンジしました」と上田純社長。
付加価値を高めたいと縫製事業に参入、繊維の一貫生産体制を確立。現在は円安効果もあり海外大手ブランドメーカー、国内スポーツメーカーからの受注を確保し堅実な経営を進める。
女性インスタグラマーともタイアップした「LAMIUE」ブランドは期間限定で数百万円の販売を達成。自社工場の敷地内では、オーガニックの綿花栽培にも取り組む。その綿糸から女性向けの高級下着を商品化した。
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