ネクスト(TEL 072・679・1181)は、約150人のドライバーをしっかり確保し、元気な運送事業を進める。車付き別荘などの福利厚生、教育、自主的な目標設定など従業員一丸となり、2024年問題など運送業の課題を乗り超え、盛り上げる。
「運送会社を再生するため2000年春から経営にタッチ。トラック5台従業員3人で再スタートしました」と石黒登社長。高槻市西面南3丁目に本社を置く。
イベント向けのレンタル機器を輸送、設置組み立てまで行う。異業種からの採用、約1カ月の運転技能指導などドライバー教育を徹底。ドライバーはチーム制で目標設定、自主運営で仕事力を高める。
「ドライバーの成長と当社の仕事を断らない姿勢が信頼アップにつながりました」と。今では運送関連で11社のグループを形成、年商は55億円にのぼる。
従業員は約650人で、うちドライバーは約150人。福利厚生に力を入れ、正月初出式は大阪市内の高級ホテルで食事、夏祭りは幹部社員がゲームや食事で従業員・家族をもてなす。近江舞子に別荘を設け、アルファードを購入して従業員と家族は足つきで利用できる。
コロナ禍では月額10万円で3カ月の無利息金融支援を行う。「コロナ禍で離職したドライバーは1人でしたが、今は復職しています」と、ドライバーの離職は極端に少ない。
今春には30~40歳で4人が入社し、ドライバーを確保する。
「今後はシングルマザーを含めた女性だけの運送会社をつくり、子どもたちに喜んでもらいたい」と、ドライバーと家族を大切にする会社を目指している。
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