2023年9月15日午前7時50分放送
「元気な中小企業~コロナ禍乗り越えた東大阪の町工場~」をテーマに、東大阪の町工場の挑戦を取り上げました。
新型コロナで多くの会社が苦しむ中、新たな商品を次々と開発し、コロナ禍を乗り越えています。
50年以上にわたって金属加工を行う会社です。全国の飲食店や有名アパレルメーカーの新規開店の内装サッシなどを手掛けてきました。
コロナ禍で受注先の新規店舗の開店が減少し、売り上げが例年の7割ほどに落ち込みました。自分たちの設備と技術でできるものの中で、商品開発すれば乗り切れると考えられました。
一番のヒットはリモートワークに対応した個室ブースです。ミリ単位の成形や研磨技術を活かし、3つの金属板の組み合わせてでも高い密閉性を保ち、騒音を抑えられることができます。
自分たちの設備や技術でできるもの。一般消費者向けのキャンプ用品も開発しました。金属加工の成形と研磨の技術を活かした焚火台。優れた耐久性が自慢です。ボクもその上に乗りました。びくともしませんでした。
挑戦が会社の成長の秘密でもありました。今後もキャンプ用品を充実させたいと、明るく前向きに語っていただきました。
SDGsの様々な項目に取り組んでいる大阪の企業についてです。SDGsに配慮した事業を展開、元気な経営を進めています。
40年近くにわたって関西を中心に建築や土木工事を行う会社。公共事業から民間工事までを手がけ、業績もここ数年は右肩上がりです。
「重機ではCO2を排出しています。地球温暖化防止にも寄与しないといけないという思いからSDGsに取り組ました」とおっしゃいます。瀬戸内海特有の日照時間が長い淡路島で、9年前から太陽光発電事業を始められました。
現在、9ヵ所に太陽光発電を設置し、年間1億円を売り上げておられます。2年前からオリーブ栽培も始められました。農家の高齢化で増加している耕作放棄地を本業の技術で整備されました。
搾油にかかる電気代は、太陽光発電でつくった電気でまかない、コスト削減にもつなげています。地域との交流も深めておられます。
できたオリーブ油は、ロンドンで行われた品評会で最高位のプラチナ賞を受賞されました。地域活性化では最近、オリーブ畑の中にグランピング施設も開業。今後、収獲体験事業も予想されています。建設会社の多様なSDGsの取り組みをご紹介しました。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞