いづよね(TEL078・821・2502)は、「お米であなたを笑顔にしたい」をコンセプトにする老舗のお米屋さん。お米需要が減少する中、多様なお米、売り方、人材活用でお客様をつかみ、土日は約100人が来店する繁盛店だ。
神戸市灘区記田町2丁目、国道2号線沿いにある。「コロナ禍では消費者がお家需要で美味しいお米を購入していただき、乗り越えました」と川崎恭雄社長。明治22年創業の老舗米穀店の4代目だ。
店内は寄席小屋風の明るいお店。「扱う銘柄はどんどん増えてしまいました」と、店内には60-70種類のお米が並ぶ。平日の昼間でも、お客様が次々と訪れる。
現在、社員は9人でうち8人が新卒、来年4月には2人の新卒者が入社する。「女性社員は7人。接客サービスに加えて新企画を考えてくれ、販売しています」と。ノベリティグッズとして300gパックのお米を400-500円で提供。「高価な美味しいお米でつくっています。もらった方がネットから注文されます」と。
真空成形機や印刷機も導入して、オリジナルパッケージで小口注文から対応する。また、社員の誕生日にお米をプレゼントする会社も多い。社長の手紙を添えて提供、社員から喜ばれている。最近では玄米ギフトも人気だそう。
来店客に加え、飲食店で約500店舗、保育園約80園の固定客も確保、年商は2億5000万円。「できればおにぎり屋もやりたい。美味しく炊いたお米を味わって欲しい」と、チャレンジ精神旺盛だ。
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