ノボル電機(☎072・852・5860)は、業務用の拡声器約150種類を製造販売。最近では、スマートフォンの無電源スピーカー、アンプとスピーカーセットの“オーディオ拡声器”を販売、昭和レトロ感でBtoC市場に挑戦する。
昭和20年の創業。平成30年に本社工場を大阪府枚方市茄子作南町に移転。船舶、自動車、防災、消防向けなど多彩な拡声器を製造販売。強度が求められる消防関連では高いシェアを誇る。
「拡声器はレトロ感があり、ノスタルジックな音が特色。一般消費者にも訴えたい」と、3代目の猪奥元基社長。業務用に加え、一般消費者向けを『ノボル電機製作所』ブランドで展開する。スマホ無電源スピーカーは、大阪産業局の商品開発プロジェクト「大阪商品計画」に参加して開発。紙や木を振動させるスピーカーとは異なり、3層の折り返し音である拡声器らしい音が特色。
当初は北欧風イメージから、「周りからラッパ型の昭和の拡声器が良い」とアドバイスを受け、拡声器合体型のデザインに。価格は1万2100円(税込)からで年間100-150台を販売する。
金属製の風合いのあるアンプと拡声器風スピーカーがセットになったホームオーディオを発売。アナログの質感とノスタルジックな音が楽しめる。価格は5万5000円。年間300台の販売を見込む。
拡声器にスマートフォンをセットし、日英中韓の4カ国語でアナウンスできる拡声器「しゃべ~るホン」も販売、拡声器で社会を元気にする。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞