万水電機設備工業(☎06・6326・0222)は、創業55周年を迎え、今年6月末に大阪市東淀川区豊里に新社屋を竣工する。水と木の温もりを感じられる、社員が帰りたくなくなるような職場空間を目指し、経営理念の「皆んな、幸せになろう!」を具現化する。
現在、豊里7丁目に本社ビルを置く。大手企業の水処理・ごみ処理施設などの据付・配管工事、電機設備工事を主力に行う。「約50社の協力会社様と一緒になり、安全・品質・納期を守り、お客様の満足を得る現場工事を行うのが当社の仕事です」と清水大吾社長。
従業員は20数人。現場でリーダーシップを発揮、チームをまとめスムーズに工事を進める役割を担い、お客様からも厚い信頼を得ている。
従業員の誕生日には花を送るなど社員を大事にする。
「今後若い人材を確保するには環境の良い職場にしなければ」と、現本社ビル近くの豊里7丁目10番地で新社屋の建設を進める。建築家に依頼し、家のようなくつろげるオフィスを目指す。
「光井戸に集う木造オフィス」を設計コンセプトにした3階建て、延床面積500㎡弱。1階入り口は大きな水盤を設け、中央には3階までの螺旋階段が伸びる。天井から光が注ぎ、螺旋階段の周囲にはフリーのデスクを設置する。
社員の意見も取り入れながら、働きがいのある職場環境を整備。屋上ではバーベキューもできる。
「毎月第一土曜日は全員集まり、工事や職場の情報を共有します。新年会、忘年会でも交流を深めています」と。新社屋の完成で、さらなる飛躍を目指している。
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