//自然災害が頻発しています。
「今回の能登半島地震を含めて、日本のどこで大地震が発生してもおかしくありません。地震だけでなく集中豪雨の被害も多い。マンションデベロッパーとしていち早く自然災害対策に取り組んでいます」
//具体的には?
「例えば地震、津波対策です。入居者の安全だけでなく周辺の地元住民の安全にも配慮しています。震度5強以上の地震が起こるとエントランスのオートロックを自動で解除、マンションの3階以上の共用部分を開放し津波の避難場所に提供します」
//それはありがたい。
「大阪市内でも地域によっては、津波の危険性が大きいです。マンションは津波避難場所としての役割もあります。福島区には4500人まで収容できるマンションもあります」
//このほかにも。
「防災対策として、マンション駐車場に置かれた椅子は、地震時には、かまどに変身します。そこで炊飯やちょっとした調理もできます。小型造水機、マンホールの上に簡易トイレなどが簡単に置ける工夫もしています」
//集中豪雨は。
「透水性の歩道にも力を入れています。雨水を下水管に流すのではなく、地中にしみ込ませて還元する発想です。密粒アスファルトではなく透水性の舗装にする防災対策です。マンション周辺の歩道でも取り組んでいます」
//社会貢献ですね。
「年末の御堂筋のイルミネーションや子どもの貧困対策にも寄付させてもらっています。社会貢献は会社にとって大切な役目。ただ、建築関係での規制が多すぎますな。規制緩和を進めてもらいたい」
▶住所=大阪市中央区久太郎町4-1-3(大阪本店)
▶電話=06・6282・0101
▶事業内容=分譲マンションの企画・開発・建設・販売など
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