合同食品(☎06・6866・3364)は、年間約1200万個のこだわりコロッケを生産、明るい食卓を提供する。自社ブランドコロッケは生産農家ともタイアップ、安心安全の無添加で対応、スーパーなどに販路開拓し全国制覇を目指す。
創業は1983年。大手食品メーカーの専属コロッケ工場としてスタート。2020年には現在の豊中市名神口に移転。マイナス40度の急速冷凍機を導入し、高品質な冷凍コロッケを実現した。
従業員は約40人、年商約5億4000万円(41期予定)。現在は約600社にOEM、ODMでコロッケを供給する一方、自社ブランドコロッケも展開する。
「身近なコロッケだからこそ、安心して食べてもらいたい」と、和田友宏社長。自社ブランドでは生産者に出向いて土づくりから取り組む自然栽培、有機栽培のじゃがいも・野菜を購入。無添加のパン粉を特別に発注し、食材にこだわった無添加コロッケを生産する。
昨年には無添加コロッケ年間100万個を初めて突破し、種類も80種類近くに及ぶ。ハート型の「magoコロっ」は、直営店の看板メニューで、国産自然栽培・自然農法のジャガイモのみを使用。奥能登産海水塩と喜界島の粗糖で味付けした。「黒毛和牛コロッケ」なども人気だ。
最近では手揚げした油調済みコロッケも発売。開発スタッフは、社内の「コロッケ道場」で試作し、新商品の開発に取り組む。「直近の目標は全国のこだわりスーパーに当社のコロッケが並ぶこと。今後はコロッケ以外の商品にも挑戦。食を通じて人類の健康と幸せを実現する世界を追求したい」とこだわり続けている。夢は2035年「食と幸福のテーマパーク」開園だ。
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