竹原編集長の明るいコラム

バイク屋さんの2階でベンチャー(Free)

2011年7月10日

◎これでビジネス…

 ボクの事務所は、大阪市西区の靱公園のそばにあります。最近、その周辺にオシャレなカフェや雑貨屋さんもたくさん出来ています。

 そんなお店に週末には人が集まっていますが、平日となると、ほとんどお客さんが入っている気配はありません。「これでビジネスができるなんて…」と思っていました。

◎ネット販売でメイン

 そうしたら気づきました。お店をよくよく観察していると、宅配のトラックが頻繁にやってきて、荷物を持って行かれます。

 そうや、お店で売るのではなく、店外で商売して運営されている」と。攻めの営業です。もっと分かりやすくいうと、ネット販売でした。

 一応、リアルのお店を持っていますが、売り上げのベースはネット販売だったのです。お店番しながら、パソコンで仕事をされている方、たくさん見ます。そう、ほとんどネット販売のようです。

◎実家がバイク屋さん

 確かにボクの取材でも、ネットショップが増えています。先日、取材に訪れたところは、ちょっと驚きました。場所を尋ねて行くと、そこはバイク屋さんでした。お目当てのコーヒー豆のお店はありません。

 そのバイク屋さんの隅に、小さなコーヒー豆の看板がありました。バイク屋さんにお聞きすると、2階から青年が降りてきてくれました。「ここはボクの実家です。まず、2階に焙煎機を置いて、コーヒー豆を販売しています」とおっしゃます。

◎顔の見える直販も

 もともとコーヒー豆の輸入会社におられ、コーヒー豆店の店長を経験されたのがきっかけで独立、自分でコーヒー豆店を始められたのです。自宅ですから、あまりお金をかけなくてすみ、ベンチャーには、大助かりです。

 早速、バイク修理の片隅で取材を始めました。なかなかこだわりの豆を扱っておられるようでした。ネットで全国に販売されていますが、その一方では以前のお客様に直接販売する顔の見える営業もされていました。

◎両親の愛情感じる取材

 その際の足が、バイクでした。バイクの後ろには、荷物台を手づくりし、お店の屋号も入れておられます。実家のバイクを使って配達、営業にも飛び回っておられるのです。

 バイク屋さんのご両親は、無口でボクの取材にはほとんど口出しされずに、黙々と仕事をされていました。お母さんから冷たいお茶を出していただきました。陰で息子さんのコーヒー豆のビジネスを支えておられるのです。

 「この隣にコーヒー豆のお店をオープンしようと思っています」と息子さんはがんばっています。バイク屋さんとコーヒー豆、ご両親と息子さんの愛情を感じる取材でした。


▶▶▶▶▶▶【YouTube】4/10^UP


▶魅力と驚きが詰まった作品展


三田理化工業社長 千種 純さん

応援・協力

明るい認証制度「AKS0041」

日本一明るい経済新聞は、明るいシステム倶楽部の協力を得て、職場を明るくする認証制度をスタートしました。

(続きを読む)...

本誌をバックアップ!! 財界アドバイザー

「日本一明るい経済新聞」は、各種財界人からのバックアップを受けております。

(続きを読む)...

KANSAI仕事づくりの会

KANSAI仕事づくりの会は、「αゲル」「曲面印刷」を開発した、アース研究会会長である中西幹育氏を囲み...

(続きを読む)...

twitter 日本一明るい経済新聞 編集長 竹原信夫

Notice [PHP]: Undefined index: cid in file kernel/block.php(136) : eval()'d code line 41
Notice [PHP]: Undefined index: cid in file kernel/block.php(136) : eval()'d code line 41
Notice [PHP]: Undefined index: cid in file kernel/block.php(136) : eval()'d code line 41
Warning [PHP]: opendir(/virtual/119.245.206.194/home/system/modules/blog/images/caticon): failed to open dir: No such file or directory in file class/xoopslists.php line 113