---ここは理科の実験室ですか?
「今のテスト重視の偏差値教育では、結局何もできませんよ。実験に興味を持ち、ボクもエジソンのような人になりたいと思う子どもを増やしたいと開設しました。いろんな実験ができますよ」
---楽しそうですね。
「でも、現実にはなかなか来てくれません(苦笑)。そこで実験室を離れて外でも活動しています。科学技術振興機構(JST)から採択、支援を得て、学校やイベント会場など実験も行っています」
---どんな実験?
「『電気の通り道』『ふるふるスピーカー』『 超省エネ健康電話』など、子どもたちに喜んでもらえるように工夫しています。超省エネ健康電話は、声で電気を起こす原理を応用したもので、遠く離れていても通話できます。健康は大きな声を出すと元気になるでしょう。だから健康電話。電気糸電話ともいえるでしょう(笑)」
---モノづくり企業へのサポートもされています。
「そう、大学の専任講師をしていたころから、東大阪の中小企業などを指導する実務研究者でした。学生にも現場力が大事と指導してきました。そんな経験を活かして、モノづくりの研究開発、設備改善、技術者教育を応援します」
---これからどんなことを。
「やっぱり、日本はモノづくりですよ。なんでもやりたがり屋のボクのエネルギーを大阪の元気づくりに役立ててもらいたい」
▽本部=大阪府枚方市長尾家具町1-13-6
▽電話=072・800・6258
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