竹原編集長の明るいコラム

マスコミ論がメディア論へ (Free)

2012年3月 4日

◎人気がなくなったマスコミ

ボクは四條畷学園短大で、マスコミ論を教えています。でも、来年からメディア論に変更することになりました。変更した理由にマスコミに対する生徒の関心度でした。
というのも、最近はマスコミ論の講義への希望学生が減っているのです。昔は、マスコミは人気の講座でしたが、どうも今の若い学生には、あまり人気がありません。

◎携帯メディアの普及

というのも、これまでマスコミというと、新聞、テレビ、雑誌、ラジオなどが代表的な媒体でした。ところが、最近はインターネット普及で新しい媒体がたくさん出てきました。
とくに、ホームページに続いてブログ、ツイッター、フェイスブックなどがどんどん出現。携帯電話やスマートフォンで簡単に活用できることになりました。

◎新聞、テレビ見なくなった

これらを称して、ソーシャルメディアというそうですが、こういう媒体が無視できない存在になっています。学生さんはほとんど新聞を読みません。意外ですがテレビも、ボクらが思っているほど、見ていません。
何をしているのか、というと携帯電話やスマートフォンでメールをしたり、情報を取得するのに時間を費やしているのです。そのちょっとした時間の空きにテレビを見ているのです。

◎ソーシャルディアの信憑性

オールドメディアからニューメディアへ、そして今はソーシャルメディアが大衆のメディアになりつつあるのです。そこで、ソーシャルメディアを含めた話をしないと、今の実態に合わないと思い、メディア論への変更となったわけです。
ソーシャルメディアは、個人が自由にたくさんの人に情報発信できるのが特色です。ただ、よく指摘されるのが、そうした個人の発信する情報には、信憑性がどれだけあるのか、ということです。

◎既存メディアの信頼性

確かに、昨年の震災や原発事故でも多くの情報が発信され、風評被害になったケースも少なくありません。その点、既存の報道機関が発信する情報は、多くのチェックを通って格段に精度の高いものになっています。マスコミと呼ばれる報道は、やはり信頼があり、誰もその信憑性を疑いません。
でも、最近では、既存メディアでも怪しい情報が増えているように思います。不況の影響で、広告収入が減っていることも影響しているのか、新聞やテレビで広告なのか記事、番組なのかわからないものが多いです。

◎バーター企画がぷんぷん

新聞では、健康の企画特集かなと思っていたら、紙面の上に小さく広告特集とルビがうってあったりします。テレビでも、大手企業のヒット商品開発事例、食品メーカーのラーメンの作り方、有名外食チェーンの注文ランキングクイズなどなど。明らかに広告とのバーター企画の臭いがぷんぷんです。
新しいメディアがどんどん出現するなか、既存のメディアがこんなことばかりしていては、特色の1つ信憑性も失われてしまいます。メディア論の講義では、こんなことも含めて、楽しくやりたいと思っています。新年度の学生、たくさん来られること祈っています。


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