//モノづくりの街、東大阪にある由緒ある神社ですね。
「初代神武天皇の国土平定にまつわる創祀2670余年の神社。元春日とも呼ばれ、奈良よりももっと古い歴史があります。東大阪はモノづくりだけではありませんよ(笑)」
//東日本大震災で日本人は色んなこと気づかされました。
「そう。先人たちは自然の大きな力、不思議な力に神の存在を感じていました。私たちの生き方を反省して神が宿る森や山、自然に対して感謝する心を持たなければなりません。今は大きな転換期を迎えています」
//転換期?
「今年は古事記が編纂されて1300年、来年は伊勢神宮と出雲大社の遷宮が重ってあります。これを契機に人々の心が物から心へと好転していくことでしょう。"敬神崇祖"の念も大事にすべきです」
//神社から何か見えます?
「ハイカーがたくさん来られますが、境内に入りながらお参りもせずに通り抜けて行く高齢者が多く見受けられます。健康の健は体が丈夫、康は心が安らいでいること。物と心の調和が健康には欠かせないのですが、大事な心の分野が見捨てられています。物とカネしか考えない日本の姿を見る思いです」
//お笑い神事が注目。
「天の岩戸が神々の笑いで開かれた神話から来ています。アッハッハッと20分間腹の底から笑います。内輪でやっていた神事を3年前から全国に発信したら、昨年は1000人集まりました。笑いで神様の力を授かり、心の岩戸を開けましょう」
▽住所=大阪府東大阪市出雲井町7の16
▽電話=072・981・4177、http://www.hiraoka-jinja.org/
▽お笑い神事=毎年12月25日午前10時に斎行。感謝の祈りと笑いによって、神気が甦り元気が回復する。
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