竹原編集長の明るいコラム

大阪の中小企業は夫婦善哉 (Free)

2012年6月 9日

◎洋風化で需要が減少

生活環境の変化で、昔ははやっていた事業が今、衰退しているものは少なくありません。畳屋さん、襖屋さんもその事業に近いでしょう。住宅の洋風化で需要は激減。厳しい経営環境に置かれているところが、多いと思います。
先日、取材しました会社さんは、この関連業種でもありました。ちょっと古い町並みが並ぶ一角にある建具屋さんでした。社長と奥様が、歓迎してくれました。

◎諦めずにチャレンジ

障子や和風の扉などを伝統の技を活かした建具をつくって来られました。が、リーマンショク後から極端に需要は落ち込み、「このままでは、もうアカンかもしれない」と、危機感を持たれました。
問題はそのとき、どう思うかです。本当にもうアカンと諦めたら終わりだったと思います。でもこちらのご夫婦は、諦めずにチャレンジされ出したのです。

◎自社商品壁掛け障子

職人さんのご主人と奥様の二人三脚で、ピンチをチャンスに変える積極経営へと打って出られました。とくに、この奥様が積極的。チャレンジ精神を果敢に発揮されたのです。
注文の障子をつくる、今までの請負の仕事から、自社商品を開発されました。壁掛け障子です。照明器具をセットしておくと、障子が照らされて、和風の雰囲気がとてもオシャレです。

◎ステンドグラスと扉?

続いて、間仕切り用の障子など、奥様が次々とアイデアを出され、ご主人がカタチにされていきます。六角形のインテリア商品、ステンドグラスのような障子はめ込み扉など、多彩な商品を開発されました。

◎展示会など攻めのPR

問題は販売です。中小企業の場合は、いくら良いものをつくってみても、売り方がわからずに、苦労される方が少なくありません。
こちらでは、奥様が大きな力を発揮されていました。 大阪府など公的機関のアドバイスを受け、展示会への出品など攻めのPR活動をされます。

◎パンフからホームページまで手づくり

会社案内や商品パンフレットをいただきましたが、実は全ては奥様の手づくりでした。 また、ホームページも開設されていますが、全てはセミナーなどに参加して、独学で実践されたものばかりでした。
情報発信がしっかりと出来ており、お金をかけずにマスコミにも良く取り上げられているようです。

◎夫婦でコラボ

パンフレットには、オシャレな和風のインテリアがたくさんあり、魅力的でした。奥様が消費者の目線で商品のアイデアをだされており、ご主人の技が現代のニーズに合致した商品に仕上げています。
中小企業はやっぱり夫婦のコラボです。消費者の代表である奥様の声を聞き入れ、ご主人が“売れるモノづくり”に徹しておられます。大阪の中小企業は夫婦善哉。夫婦の力で不況を乗り切りましょう。


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