竹原編集長の明るいコラム

修業ゼロ、脱サラ蕎麦屋の繁盛記 (Free)

2012年8月 4日

◎商売は難しい??

 初めてやる商売を軌道に乗せるのは、そう簡単ではありません。しっかりと準備をしてビジネスを始めても、なかなかうまくは行きません。でも、その逆の場合もあります。
先日、取材に訪れた蕎麦屋さん。入り口から、雰囲気のある蕎麦屋さんで、きっと歴史とこだわりがいっぱい詰まったお店だと思って、心して取材しました。

◎蕎麦にうるさい客

そうしたら、意外や意外。「エ!そんなに簡単にできるの」と思ってしまいました。この蕎麦屋さんは、もりそば、釜揚げそばの、そばメニューは2つだけ。天ぷらもありません。
むちゃくちゃ、そばにこだわるお店のように思えます。だから、お客様の大半はそば通で、そばにうるさい人ばかりです。

◎一生やれる仕事

ところが、取材して驚きました。「どうして蕎麦屋さんを始められたのですか」とお聞きしました。そうしたら、「以前はサラリーマンをしていましたが、リストラされて何かしないといけなくなったもので…」と。リストラが理由でした。
「なぜ蕎麦屋を?」の質問に対しても、「別に他のお店でも良かったのですが、そばは腐りませんから、ロスがあまりでないビジネスです。これやったら一生やれる仕事と思いました」と、淡々と語られます。

◎うどん屋では酒出せない

うどん屋でも良かったそうですが、「私はお酒が大好きで、うどん店ではお酒は出せませんが、蕎麦屋ならお酒が出せますからね」とおっしゃいます。期待していた蕎麦屋さんの熱いこだわりは、あまり感じられません。
「サラリーマンから、どこかの蕎麦屋さんで修業されたのですか?」と、さらに突っ込んでお聞きしました。これもまた、意外な答えが返ってきました。

◎3泊4日のそば打ち教室

「いやー、どこも修業には行っていません。3泊4日のそば打ち教室に行っただけです」と。仰天発言です。たった3泊4日の講習で、蕎麦屋を開業されたのです。
「だから、最初はうまくそばがつくれませんでしたね。その後、しばらくしてお客様から“そば上手につくれるようになったな”と言われました」と。ダシも全て、素人発想の独学で考えられました。

◎オープンして10年

江戸前のそば職人が聞いたら怒りそうな、蕎麦屋さんだったのです。でも、お店をオープンされたもう10年になるそうです。ウデは未熟でも、ご夫婦の真剣な取り組みがお客様を満足させているのです。
それに、サラリーマン時代に培った原価計算意識、ビジネスの基礎があったからでしょう。何十年もやっている蕎麦屋さんでも、まずくて、愛想の悪い店はあります。アマでもプロに勝てるチャンスはいくらでもあると思います。


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