竹原編集長の明るいコラム

新聞の生き残る道は脱特ダネ (Free)

2012年10月26日

◎週刊朝日のハモン

最近、日本はどうもヘンです。誰でも分かるような常識が、通用しなくなっているのです。それも、優秀な人材がたくさん揃う大手企業で、非常識な不祥事がたくさん発生しています。
先日の週刊朝日の記事も、まさに非常識な内容でした。少なくとも、メディアに関係している人なら、こんな記事が平気で載せる人は、誰もいないはずです。でも、大手新聞社の直系の週刊誌が、何のためらいもなく、大見出しで掲載したのです。

◎これはアカンやろ

「これはアカンやろ!」。ほとんどの人は、そう思ったはずです。でも、週刊朝日の編集局の中で多くのチェックを通過して記事になったのです。信じられません。そんな甘いチェック体制そのものが。
逆に考えると、確信犯的に掲載したのかも知れません。まあ、ボクがとやかくいう問題でもありませんがそれにしても、ひどい内容でした。日本のメディア史上にのこる出来事だと思います。

◎大手新聞の不祥事

蒸し返すようですが、その前の森口看護師のニセiPS細胞で、まんまと乗せられてしまった読売新聞の世紀の大誤報。これに続く朝日の不祥事。日本の巨大メディアの2つが、この状態では日本はホンマに大丈夫かなと、思ってしまいます。
ボクは、大学生時代マスコミ学科を専攻。メディアというか新聞は公器であり、オピニオンリーダーでなければならないと教わって来ました。でも、実際に新聞社へ入って感じたのは、公器でも何でもなく、特ダネばかりを求める新聞社の姿でした。

◎特ダネと商業主義

大学で教わったこととは、えらい違いです。当初は違和感を持っていましたが、何時の間にか自分も当たり前になって、特ダネを追いかけていました。
今回の相次ぐメディアの不祥事は、ボクらの時代から、その根っ子が合ったように思えます。特ダネ、ポピュリズム(商業主義)に流され、日本のメディアはいつのまにか、えらいことになってしまっていたのです。

◎米国のメディアとの違い

米国のワールドトレードセンタービルが、テロの飛行機で崩壊したとき、米国の景気は下り坂でした。でも、米国は経済界、マスコミ含めて、米国はV字回復すると言い倒しました。
メディアも国家戦略の役割を担って、米国V字回復のシナリオの情報発信を積極的に行いました。だから、株価も急速に回復しました。

◎速報性より解説記事

米国の新聞は、最近は特ダネよりも、解説記事や意見記事に力を入れています。日本の新聞社もそろそろ考え方を変えないと…。
もう一度、原点に戻って新聞社のあるべき姿を追求すべきです。日本針路をしっかりと示すことができるオピニオンリーダーになっていただきたい。それは、速報性の役割が無くなった新聞が、生き残る道でもあります。


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