//ミャンマーが注目されていますね。
「16年間ミャンマーで仕事をして来ましたが、今は風が吹いているというより、台風のようなもの。日本企業の視察ラッシュが続き、飛行機の予約は取れない、現地のホテル代が3倍にも上がっています」
//どうして急に。
「民主化がスタート、米国の関係が急速に回復して軍事政権のイメージが薄れてきたこと。一方で、日本と中国との関係が悪化していることもあります。それに、ミャンマーの持つ魅力も大きい」
// 具体的には。
「独立に日本軍が協力した歴史的な背景もあり、ミャンマー人は大の親日家です。日本人、日本製品が大好きですよ。また、性格はおとなしいし、控えめ、90%が仏教徒で信心深い。周辺国に比べ賃金も安い」
// 現地でこれまでどんなお仕事を。
「中古トラック、家電の販売などを手がけてきましたが、失敗の連続(笑)。そんななかで、ハンセン病患者達とそのご家族との出会いがあり、自立や就職支援のため美容室の経営を始めました。今はエステサロンもやっています」
//エスサロンのニーズもある?
「ヤンゴン市の人口1%に当たる5万人は、日本人以上のお金持
ちですよ。日本製高額商品の購買意欲も強い」
//中小企業の進出の可能性は。
「大型投資はまだ早いですが、小さなビジネスの可能性は大いにあります。ミャンマー人は人と人のつながりを大事にしますから、中小企業にはピッタリ。一度行かれて自分の目で確かめること。仲間を増やしたいですね」
▽住所=大阪府高石市高師浜2 −5 −18
▽電話=080・5631・4123
▽事業内容=ミャンマーでの美容室・エスサロンの経営、そのほかアジア周辺での貿易業務など
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞