◎神戸のラーメン店取材
このコーナーでは、何回も取り上げていますのが、女性社長の活躍です。女性特有のきめ細かいサービスを活かしたビジネスなど、本当にいろいろあります。
先日は神戸のラーメン店を取材しました。男性の人が、厨房に入っておられ、若い女性は店内で接客をされていました。この光景、厨房の男性が店主で、店内の接客女性がスタッフと思ってしまいます。
◎女性のオーナー
「日本一明るい経済新聞の取材に来ました」と、あいさつすると、その女性の方が名刺を持って来られました。そうしたら、その名刺には店主と書かれていました。
そう、厨房の男性が使用人であり、この女性がオーナーでした。「ラーメン店のオーナーで女性は珍しいですね」と、突っ込んでみました。
◎隣もラーメン店
「そうですね。私はラーメンが大好きで、これまで家でラーメンをつくっていました。それが、高じてラーメン店を開店することになりました」と。神戸にあるこちらのお店、その隣も地元では有名なチェーン店でした。
「隣もラーメン店ですね。ラーメンの激戦区での挑戦ですね」と、びっくりしながら尋ねました。「そうですね。一緒に仲良くやろうと思っています」と、落ち着いたものです。
◎どんどん変える強み
このあたりが、女性特有の力強さです。具体的な勝算があるわけではありませんが、凄い自信を持っておられるのです。
黒豚ゲンコツと 薩摩地鶏でダシをとった濃厚なようであっさりしたスープが特色です。麺も中太ストレート麺でした。「この麺もオープンしたときから製麺所を変更しました。より良いものが見つかればどんどん変えて行きます」と。
◎こだわらない柔軟発想
1つのものにこだわらずに、良いものがあればどんどん変わります。男性はそれがなかなかできません。男性は散髪屋さんを変えませんが、女性の美容室はどんどん変わります。
確かに、こういう柔軟な発想が女性の強みです。現在も、「スープの味を研究しています」と、まだまだ変わる可能性が大です。
◎エステサロン経営
ただ、これだけの投資は大変だなと思って、「ビジネス行けそうですか?」と、正直心配になってお聞きしました。そうしたら、「もう1つ仕事をしているので大丈夫」と、余裕の笑顔を見せられました。
「え!何をやっておられるのですか?」と、お聞きしました。そうしたら、大阪でエステサロンを経営されておられたのです。
◎強く口止め
ラーメン店とエステサロンのオーナーだったのです。「エステサロンのことは触れないで下さい」と、固く口止めされてしまいました。ちょっとイメージが合わないからだそうです。
やっぱり女性は凄いです。強い女性が、これからの日本経済を引っ張ってくような気がします。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞