>>関西独立リーグの紀州レンジャーズで活躍されていますね。
「和歌山が好きでね、野球解説者の道ではなく、地元の活性化を選びました。野球チームレンジャーズはその1つで、NPO法人ではいろんな活動を進めています」
>>というと。
「青少年の健全育成、スポーツ振興、地域貢献などに取り組んでいます。今年の夏は小中学生42人を連れて富士登山に挑戦、29人が頂上まで登りました。学校や家庭ではできない体験をしてもらっています」
>>農業プロジェクトも始められた?
「和歌山の休耕田約9000平方メートルでレンジャーズの選手や子どもたち、大人も一緒になって農業をやろうという試みです。専業農家の人に理事に入ってもらって、付加価値の高い野菜づくりを始めます」
>>多彩な活動ですね。
「アルバイトをしながら生活をしている野球選手が、たくさんいます。野菜づくりで収入につながることを期待しています。また、JR和歌山駅前でスポーツコミュニティースペースをオープンしました。夜はスポーツバーになります」
>>和歌山の元気は。
「やはりスポーツですね。子どもたちにスポーツをやってもらい、努力することを通じて、いろんなことを学んでもらいたい」
▽プロフィール=箕島高校時代の昭和54年にエースとして春夏の甲子園連覇に貢献。夏の甲子園では星陵高校と延長18回の死闘を演じる。甲子園通算14勝。西武ライオンズに入団。公益社団法人全国野球振興会(日本プロ野球OBクラブ)常務理事
▽事業活動=バッティングマシンなど体感型スポーツ&アミューズメント施設「スポーツパラダイス和歌山」の運営、紀州レンジャーズ野球教室、バレエ教室など開く。
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