◎不動産会社が水ビジネス
不動産会社を取材しました。戸建て住宅、マンション、ビルなど、仲介の話しがメインと思っていたら、不動産の話はほとんどありませんでした。実は、こちらでは新しい事業を始めておられたのです。
そのビジネスとは、水でした。そう、水の宅配の事業でした。この水は、富士山山麓から湧き出る水です。特色はバナジウムがたっぷりと入っているということでした。
◎富士山麓の湧き水
でも、不動産会社さんがなぜ飲料水の宅配をはじめられたのか。気になるところです。そこで、社長さんに、「どうしてまた飲料水のビジネスを始めたのですか?」とダイレクトに聞いてしまいました。
そうしたら、「いやー。友人が富士山麓で飲料水事業を始め、お前も手伝ってくれと言われたからです。これから、どうして売ろうか研究中です」と。不動産の本業をお持ちですから、慌てた様子はありません。落ち着いたものです。
◎エコサーバーで展開
事務所には、そのバナジウムたっぷりのお水とサーバーがセットされて、テーブルに置かれていました。でも、このサーバーはこれまでよく見るようなタイプとはちょっと違っていました。
コンパクトなタイプです。それに電源もつながっていません。「これ、エコサーバーですよ」と教えていただきました。従来のサーバーは、冷たいとお水と温かいお湯が出るのがほとんどでした。
◎構造簡単、メンテしやすい
でも、こちらのサーバーは常温タイプなのです。動力源はなく、万有引力の法則で水を下から受けるだけでの構造です。構造も簡単、メンテもあまり難しくありません。
「このサーバーは、電気代が要らないのが良いですね」とおっしゃいます。でも、こんな装置の電気代はたいしたことないと思って、「電気代っていくらぐらいかかるのですかね」と確認しました。
◎バカにならない電気代
「それがバカにならないのですね。毎月1000円程度かかりますよ」と教えていただきました。お水で1000円は確かに大きいです。そんなに、冷たいお水や温かいお水をドンドン飲むわけではありません。
そうか、ほとんどのところは、サーバーは無料で、お水代だけを払っているよう思っておられます。が、本当は違うのですね。電気代1000円を別に毎月払っておられるのです。
◎冷蔵庫も冬は保存庫で
天然水に電気料金を上乗せしないといけないのです。そう思うと、冷蔵庫に保存している商品も本来は電気料金を上乗せしないといけないのです。安いからといってたくさん購入して、冷蔵庫に保存している電気代がかかっているのです。
冷蔵庫もサーバーと同様です。冬場は電気を切って、保存庫にしても良いかも知れません。無駄な電気がまだまだありそうです。サーバーで、また気づかされました。
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