NHKスペシャル「領土をめぐる対立の行方」は見ごたえがありましたねぇ。特に、日本と韓国の論客の対話は、お互いの違いを認識することの重要性と違いを認識したうえでの対応の仕方について、深く考えさせられました。私は、特に、NHKの番組に出演された、韓国の有識者の方に、最大の敬意を払いたい。彼らは、本気で、日本と韓国の関係を修復したいと願い一方では、自国の主張をすることによって、お互いの違いを明確にして、関係改善の接点を探ろうとしてきたのだと、まして、日本語での議論なのだから、なおさら意識の高さを感じます。
それにしても、竹島問題、尖閣諸島の問題があって、私たちは、初めて、領土を意識し、日本という国を意識するようになったのではないだろうか。私は、この問題を通じて、あらためて日本人としてのアイデンティティを考えるべきだと思います。
自分の主張を堂々と論じながらも、利他の精神に基づく解決策を模索する。国益だけにとらわれない、日本人にしかできない解決策があるはずです。それは、21世紀において、世界から称賛されるワクワクする解決策だと思います。
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