吹田市立市民公益活動センター(TEL06・6155・3167)は、この9月4日にオープンし、吹田の元気づくりに取り組む。インキュベーション施設もあり、社会に役立つソーシャルビジネスも支援
する。
阪急南千里駅に直結する千里ニュータウンプラザ6階にある。「まちづくり、環境問題、子育て、高齢者福祉、防犯、防災、青少年
育成などの社会課題はますます多様化し、行政だけでは解決が難しく、市民の自発的な活動が期待されています。『NPO法人市民ネットすいた』が指定管理者として運営しています」と、センター長の柳瀬真佐子さん。
スタッフは10人。地域貢献を始めようとする個人、NPO法人、ボランティア組織、企業などに対し公益活動をスムーズに進める手助けをする。
すでに、「市民公益活動入門講座」「NPO法人入門講座」、センター内の広いオープンスペースを活用した「テーマカフェ」などのイベントも始めている。「センター内にはNPO法人などが入居するインキュベーションスペースもあります」と村井健二郎副センター長。「自分たちで収益を得て継続する社会活動も大事です」と、若者によるソーシャルビジネスを歓迎、支援したい考えだ。柳瀬さんはNPO法人関西こども文化協会を立ち上げるなど、子ども支援への造詣が深い。
「子どもたちとお年寄りを巻き込んだまちおこしの“火付け役”になりたい」と意気込んでいる。
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