>>年輪経営〞全国の経営者から注目されています。
「当社が進める社員の幸せを通じて社会に貢献する経営姿勢、自然に学ぶ経営姿勢が、改めて経営者さんに新鮮に見えているのかも知れません」
>> 企業の成長を目的にしてきた日本の経営者に一石を投じています。
「売り上げを急速に伸ばしている会社の社員が幸せかというと、必ずしもそうではありません。成長とは何か。深く考える必要があります」
>> 例えば。
「今、上場企業の半分以上は無借金経営で内部留保を厚くしています。これで日本は幸せですか?お金は前向きに使わないと。労働者の7割は中小企業で働いており、社会貢献は大きいのに経済政策は大企業優先。企業は、利益が目的ではありません」
>>人間教育の大切さを訴えておられますね。
「人間は欲、得、名誉、地位に弱く、ついついブレて、しまいます。そこに人間教育が必要です。当社は性善説を貫いておりコンプラ、個人情報という言葉はありません」
>>掃除の活動にも取り組まれていますね。
「子供の頃、新聞配達をしていると、キレイな家と汚い家があることに気づき、キレイにしないと思ったのがきっかけ。会社でも自然に掃除をするようになりました。掃除が出来ないとリーダーにはなれません。汚い会社とは取引しません」
>> やっぱり掃除は大切。
「ただ、キレイにすれば良いというものではありません。プロセスをしっかり考えないと。誰が、どういう目的で、自発的に掃除をするのか。掃除でモチベーションが上がると、業績もアップします」
>>社員には厳しい?
「社員の幸せを願っているからこそ、かなり厳しく叱ったりもします。でも、怒って辞めた人はいません(笑)。社員に成長する幸せ、社会に役立つ幸せを感じ取ってもらいたい。今こそ、何のために会社があるのか、原点回帰の経営改革が必要です」
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞