竹原編集長の明るいコラム

植物工場で会社も成長 (Free)

2013年1月26日

◎大変な時代

 今は大変な時代です。でも、これは“えらいこっちゃ”ということではありません。新しいことにどんどん挑戦しないと行けません。同じことをずっと続けていては、必ず衰退してしまいます。
先日、取材しました会社は半導体関連の製造装置をつくっておられました。でも、最近は韓国などの追い上げを受けて、日本の半導体産業は大きく落ち込んでいます。

◎植物栽培育成工場

この会社さんは、まだ今のところは仕事もあり、頑張っておられますが、いつまでもうまくは行かないと判断、数年前から新規事業を模索されました。その1つが、植物栽培育成の事業でした。
「半導体の仕事は、工場内にゴミやチリがあるといけません。だから、クリーンな環境でモノづくりをしてきました」と社長さん。実は植物工場もクリーンな環境が必要で、これまでのクリーンルームの技術が活かされました。

◎優秀な人材を採用

自社ブランド商品をつくりたいと、3年前から植物育成栽培プラントの事業化を検討。「試験的に購入した植物プラントメーカーさんが事業を撤退されることになり、その社員7人を受け入れることにしました」と、昨年5月に事業を立ち上げられました。
受け入れた人は、約7年間植物プラント事業に従事、1日1万袋の野菜を百貨店・スーパーに納入するなど生産管理・衛生管理、運用のノウハウを持つ優秀な人材ばかりです。

◎約100種類の野菜

「確かに、半導体関連で培ったクリーンな環境をつくるノウハウをもっていましたが、やはり大事なのは表には出てこない個人に蓄積された情報量です」と。受け入れてもらえた人材も、「失業せずに、こちらの会社でお世話になることができた」と大喜びで、やる気も出てきます。
そんなことで、こちらの会社では、植物栽培育成プラント事業が一気に進展することになりました。レタスや小松菜などの一般的な葉物野菜、イタリアン野菜など特殊な野菜含めて約100種類を栽培。

◎ホテルや家庭用の植物システム

それぞれの顧客のニーズに合ったプラントを企画提案できるのが特色です。水耕栽培に適したオリジナル肥料や種苗、安心安全のシステムを提供されます。
すでに、量産型の本格植物栽培プラントで納入実績があがっています。また、今後は女性のアイデアを活かして、ホテルやレストラン向けの業務用、さらに小型の家庭向けの観賞用のプラントも開発中だそうです。植物工場で、会社も成長しそうです。


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