竹原編集長の明るいコラム

結果として利益がついてくる  (Free)

2013年2月23日

◎ビジネスの目的は

ビジネスは何のためにやるのか?ほとんどの人は、それはお金儲けをするためにやるのに決まっとるやないか、と答えられるでしょう。でも、毎日経営者さんに取材していると、あながちそうとは言い切れない事がだんだん分かって来ました。
先日、伊那食品工業の塚越寛会長を大阪に招いたセミナーでコーディネーターをしました。塚越会長が主張されるのが、会社は一体何を目的にしているのかという、会社の役割です。

◎お金儲けが目的ではない

会社はお金儲けをするのが、目的ではありません。「会社を通じて、社員や地域社会を幸せにするのが目的です」とおっしゃいます。だから、設備投資だって会社をさらに儲けるため、だけではありません。
今、新しい設備を建設されていました。それだって、「地元の建設会社さんに喜んでもらったら良い。これでまた地元の雇用に少しでも貢献できれば良い」というお考えです。そして、内部留保だけを厚くする大手企業の戦略を批判されます。

◎京都の餃子専門メーカー

本当にそうです。経営者はもう一度原点に戻って会社は何のためにあるのか、しっかりと考えないと行けません。先日、京都で取材しました会社でも、その事を考えさせられました。
この会社は、京都の山林の中にポツンとありました。到着すると、いい匂いがして来ます。餃子の香りでした。こちらは、餃子の専門メーカーでした。つくった餃子を京阪神のラーメン店や居酒屋さんに提供されています。

◎ラーメン店などに供給

確かに、ラーメン店は美味しいラーメンをつくることで、手いっぱいです。なかなか餃子まで手がまわりません。そこで、こちらの餃子が役立つということになります。
皮に包んだ生餃子として提供される一方、あんこと皮を別々に提供、お客様のお店で包まれるケースもあります。その方が、お店にとっては手づくり感があります。

◎餃子で40年のキャリア

工場でも直売をされ、地元のお客様で賑わっています。なにしろ、1個15円という安さは驚きです。
こちらの社長さんは、元有名な餃子専門店におられました。餃子一筋約40年のキャリアがあります。リタイアされたのですが、お客様に喜んでもらいたいと、また餃子専門メーカーを立ち上げられたのです。

◎美味しかったの喜び

だから、こんな安い値段で美味しい餃子を提供されておられました。肉と野菜のバランスを考えられ、味と食感を大切にされていました。お金儲けというより、お客様から「美味しかったよ」という言葉に、喜びを感じておられるようです。
毎日餃子をつくるのは大変です。それでも、楽しそうに餃子を包んでおられました。

◎餃子で生きがい

お金儲けは後からついて来るものです。まずは、社員やお客様を喜ばすことから考えましょう。そうすれば結果として、会社が元気になるのです。餃子ビジネスに、生きがいを感じておられました。


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