ファンシー商品を販売するエール(TEL075・957・0286)は、自転車グッズ市場に参入。「チャリCAP」ブランドで、オシャレなデザインのサドルカバーを開発、ヒットを飛ばしている。
平成18年に、自宅の6畳ひと間からスタート。現在、京都府大山崎町に本社、さいたま市に大宮事務所を置き、キャラクターものの文房具やぬいぐるみなどをファンシーショップに提供する。
「新しい商材を探していたところ、多くの学生が自転車に乗っているのを見て、ひらめくものがありました」と、真鍋聖司社長。その商品が、お尻を置くサドルのカバーだった。
多くの人が、雨に備えてスーパーの袋でサドルをカバーしているケースがほとんど。「このサドルカバーにカワイイ商品を持ち込めば売れると思いました」と。
3年前からオリジナルのサドルカバーの商品化に取り組み出した。イチゴなどのデザインやワンピース、キティちゃんなどキャラクターもののカバーを次々と企画、メーカーとタイアップして約30種類を販売する。
サドルカバーの上代は1000円前後。自転車がオシャレになるほか、駐輪場で見つけやすいなど評判となり、15万枚の販売実績をあげる。
伸びる素材を使用しフィット感を追求するなど、機能面でも特色を出す。さらに、サドルと前かごカバーを同じデザインにしたセット商品も計画中。自転車店などにも販売ルートを広げており、「日本の自転車の1割に、当社のサドルカバーを普及させたい」と、大きな目標を掲げている。
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