竹原編集長の明るいコラム

カーペット読経は面白かった (Free)

2013年6月22日

◎成熟産業の専務さん

業種によっては、これから伸びて行こうとする成長産業もあれば、もうこれ以上の大きな伸びが期待できない成熟産業もあります。成長産業には勢いがあります。逆に、成熟産業は、「いやー、この業界はもうあきまへんなあ」と、嘆き節がよく聞かれます。
先日、取材したのはカーペットの会社でした。自社工場を持ち、カッタンコットンとカーペットを織っておられました。取材に応じていただいたのは、社長の息子さん、専務さんでした。

◎技術開発に積極的

ちょっとカッコいい、イケメンでした。
「うちがやっているカーペットは、高級ホテルなどに使われる高級カーペットです。でも、最近はカーペット需要が全体に大きく落ちています」とおっしゃいます。 ただ、立派なのは嘆かれるだけでなく、何とかしてカーペットの需要を掘り起こそうと、一生懸命に挑戦されておられました。
「カーペットには雑菌がたくさん集まっており、衛生的ではないと一時期言われましたが、大きな誤解です」と反論されます。そして、技術開発にも積極的に取り組まれます。

◎年間70アイテム開発

年間70近いアイテムを開発されて市場に投入されます。見本帳も3年に一度は改定されています。技術開発で、今までのカーペットとは一味違う新しい市場を作ろうとされています。

◎カーペットルーム

カーペットの需要を掘り起こすため、「カーペットルーム」というユニークなwebサイトを開設されていました。見させてもらいました。かなりインパクトある弾けた映像でした。
ホンモノのお坊さんが、登場してお経をあげておられます。カーペット読経です。後ろで聞いているのは社長さん、息子の専務さん、それから社員さんです。お経の途中で、突然、社長さんや専務さんがカーペットの快適性に気づかれ、寝転んでしまいます。

◎快適性に気づく

最後には、お坊さんも含めて、皆さんカーペットの快適性に気づかれるというストーリーです。この映像を見て、一人でも多くの人にカーペットの良さを再認識してもらいたいと、おっしゃっていました。
最初、お父さんも出演を断っておられたそうですが、息子さんが一生懸命にシナリオを書いておられただけに、出演されました。結構、味があって良かったです。

◎新規需要を掘り起こす

 成熟産業でも、アカンアカンと嘆くのではなく、こうした前向きな取組み。できれば、こちらのような遊び心、楽しみながらカーペットを盛り上げようという熱い想いが大事です。
 カーペットの新しい需要を掘り起こしてもらいたいと思います。


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