竹原編集長の明るいコラム

メイドイン褒めるが世界へ (Free) 

2013年6月29日

◎やる気を無くす職場

アベノミクス効果がもてはやされていますが、実際の中小企業の経営では、まだまだ厳しい状況が続いています。実体経済については、株価ほどの効果は今のところ出ていません。
 それだけに、中小企業の職場では不機嫌な職場が少なくありません。目標数字が上がらずに、やる気を無くしている営業スタッフも少なくありません。

◎米国で褒める活動

 そんなときに、職場を活性化する1つの方法が、“褒める”ということです。褒めてあげることで、営業スタッフは自信を取り戻し、「よっしゃ、また頑張ろう」という気持ちになります。
 飲食店を対象に、褒めるところ探しを始めたある覆面調査会社さんは、“褒める”を普及するために褒める検定制度も始められました。そんな褒める活動がさらに発展。ついに、米国進出を果たされました。

◎感覚、感情的に褒めない

 「やはり日本と米国では、褒めるやり方が違いますね。日本のように社員の良いところを探して褒めてあげると、良い効果が出るというものではありません」と。日本では、褒められると、「社長さんは私のことを良く見てくれている」と思い、もっとがんばろうということになります。
 でも、米国ではそんなことにはならないようです。「そんな感覚的、感情的な褒め方は通用しません。売り上げを上げるために、具体的にこういうことをやってください。こう言わないといけません」と。

◎理屈に合った褒め方

それで、「言われたことをきっちりやったら褒めるのです。そうすればやる気を出します」と。なぜ褒めるのか、理論的に言わないと、米国では人は動かないそうです。人を納得させるには、論理的でないといけないのです。
 そして、米国で仕事を始めて気づかれたのは、「日本の顧客サービスは世界一、関西の食文化は世界一」ということでした。お客様を喜ばすおもてなし、ホスピタリティを再認識されました。

◎全てに理論武装が必要

 「米国のお店では、定員同士が平気でしゃべっています。残業もありえません。逆に早く会社に来ることも厳禁です」と。米国では、仕事に熱心な社員が朝早く来るのは、決して良いことではないのです。
 自主的に早く来ていても、何かあると訴えられる可能性があるからです。感覚的に仕事はできないのです。全てに理論武装しないと、ビジネスが成り立たないのです。

◎技術輸出から褒める輸出

 これでは、しんどい世界です。でも、現地の消費者は日本のおもてなしサービスを求めているのです。日本の技術力に続いて、おもてなし精神、褒める力は、これから世界で通用する大きな武器になると思います。
 飲食店の海外進出は、今から本格化しそうです。


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