本社ビルで貸農園

ジャスナ

2013年9月 1日

郵便事業のアウトソーシングを行うジャスナ（TEL ０６・６４５１・２４１２）は、大阪市北区の本社ビルを活用して、ビルの見える農園を展開。屋上では土壌栽培、屋内では水耕栽培と、総合貸し農園ビジネスを進める。

大阪市北区大淀南３丁目に本社事務所を持ち、郵便の取り扱い業務をメインに人材派遣などを行う。３階建て（一部４階）の本社事務所を活用し、昨年４月からスタートした。「新しい事業の柱として期待しています。屋上の土壌農園は全て埋まる人気です」と、川口幹生社長。

環状線福島駅から徒歩１０分にあり、平日の会社帰りに畑仕事が楽しめる。必要な農具を常備し、農作業初心者の人にはマンツーマンで指導、忙しいときには借主に代わって水やりなどの面倒も見てくれる。１６区画で１区画の使用料は月額１万２０９０円。一方、２階では水耕栽培棚を用いた農園。１４４区画あり、１区画使用料は同６３００円。季節･天候の影響を受けずに短期サイクルで無農薬の野菜づくりができる。約２５種類の野菜栽培が可能で、借主の好みで自由に選択できる。

趣味の個人客のほか、飲食店がイタリア野菜の栽培にも利用されている。「お店のオリジナル野菜もつくれます」と、業務用の利用を呼びかけている。栽培するのは面倒でも、安全で安心な野菜を食べたい方には水耕野菜収穫プラン（３０株５２５０円、５０株７３５０円）を用意している。

※おまけ＝農園無料見学会を実施するほか、セミナーやイベントも開催。１階には商業デザイナーの山田崇雄氏の常設ギャラリーも設置。「農園やギャラリーに多くの人が集まり、このエリアがもっと賑やかになって欲しい」と話している。